Showtime VRは、複数のVRヘッドセットで360度動画・360度写真を同期再生・遠隔制御するためのソフトウェアです。Showtime VRのヘルプページには、VR機材やIT機器に馴染みのない方にとってハードルの高い専門用語が数多く登場します。

このページは、Showtime VRのヘルプページ群に頻出する専門用語30語を、VR・IT初心者向けに1語ずつやさしく解説した用語集です。各用語は、見出し・一言definition・詳しい説明で構成されており、知りたい用語だけを読んでも意味が通るようになっています。
対象カテゴリ:
- 基本の仕組み
- 操作・設定
- 動画・画像の仕組み
- ヘッドセットのスペック用語
- ネットワーク関連
基本の仕組み #
Showtime VRの全体像を理解するための、基礎となる6つの用語です。
VRヘッドセット(VR headset) #
ひとことで言うと:頭に装着して360度の映像を見るための機器です。
VRヘッドセットは、頭に装着して360度の映像を見るための機器です。Meta QuestシリーズやPico G3などが代表的な機種です。目の前に小さなディスプレイがあり、顔を動かすとその方向の映像が見える仕組みになっています。Showtime VRのヘルプページでは「ヘッドセット」と略して呼ばれることもあります。
コントローラーアプリ(controller app) #
ひとことで言うと:VRヘッドセットを遠隔操作するための、パソコンやタブレット側のアプリです。
Showtime VRのコントローラーアプリは、パソコンやタブレットにインストールして使う、VRヘッドセットを遠隔操作するためのアプリです。「この動画を再生する」「全ヘッドセットを一斉に止める」といった指示を、このアプリから出します。車にたとえると、コントローラーアプリは運転席にあたります。
プレイヤーアプリ(player app) #
ひとことで言うと:VRヘッドセット側にインストールして、動画や写真を実際に再生するアプリです。
Showtime VRのプレイヤーアプリは、VRヘッドセット側にインストールする、動画や写真を実際に再生するアプリです。コントローラーアプリからの指示を受け取り、その内容通りに映像を映し出します。コントローラーアプリが「指示を出す側」、プレイヤーアプリが「指示を受けて動く側」という関係です。
ローカルバージョン(local version) #
ひとことで言うと:インターネットにつながなくても使える、Showtime VRの提供形態です。
Showtime VRのローカルバージョンは、インターネットにつながなくても使えるShowtime VRの提供形態です。会場のWiFiネットワークの中だけで、コントローラーアプリとVRヘッドセットが通信します。最初にライセンスキーを登録するときだけインターネットが必要で、それ以降は不要になります。
オンラインバージョン(online version) #
ひとことで言うと:VRヘッドセットとコントローラーの両方が常時インターネットにつながっている、Showtime VRの提供形態です。
Showtime VRのオンラインバージョンは、VRヘッドセットとコントローラーの両方が常にインターネットにつながっている状態で使う、Showtime VRの提供形態です。会場が離れていても、たとえば東京と大阪のように別々の場所にあるVRヘッドセットをまとめて管理できます。
ライセンスキー(license key) #
ひとことで言うと:Showtime VRを使えるようにするための、利用許可証にあたるコードです。
ライセンスキーは、Showtime VRを使えるようにするための利用許可証にあたるコードです。このキーを登録することで、購入したプラン(台数や機能)の範囲でShowtime VRを使えるようになります。
操作・設定 #
Showtime VRの設定や操作に関わる、6つの用語です。
キオスクモード(kiosk mode) #
ひとことで言うと:VRヘッドセットを、コントローラーアプリからの指示無しでも再生・停止動作をさせることができるモードです。
Showtime VRのキオスクモードでは、VRヘッドセットをお客様が手に取り頭に被ったら、自動で動画の再生が始まり、ヘッドセットを頭から外すと、自動で停止(スリープモード)に入るという設定が可能です。この機能は、近接センサーなどの状態検知機能が備わっているVRヘッドセット(Meta Quest 3、Pico G3、Pico 4 Ultra enterprise )、などで利用可能です。Quest 3sでは、電源ボタンを押すことで再生スタート/停止を切り替えます。
開発者モード(developer mode) #
ひとことで言うと:VRヘッドセットの設定を、通常よりも詳しく操作できるようにするためのアンドロイド機器の設定です。
開発者モードは、VRヘッドセットの中の設定を、通常よりも詳しく操作できるようにするための設定です。Showtime VRのようなアプリをパソコンから直接インストールしたり、細かい調整をしたりする際に、この設定をオンにしておく必要があります。
ADB(Android Debug Bridge) #
ひとことで言うと:パソコンからAndroid系のVRヘッドセットを、コマンドで操作するためのツールです。
ADB(Android Debug Bridge)は、パソコンからAndroid系のVRヘッドセット(Meta QuestやPico G3など)を、コマンド(文字の命令)で操作するためのツールです。画面上のボタン操作だけではうまくいかない設定変更やアプリのインストールを行う際に使われます。IT機器に詳しくない方には少しとっつきにくい存在ですが、Showtime VR公式サイトには手順がまとめられているので、その通りに進めれば操作できます。
config.txt(設定ファイル) #
ひとことで言うと:Showtime VRの動作条件を細かく指定するための、テキスト形式の設定ファイルです。
Showtime VRのconfig.txtは、Showtime VRの動作条件を細かく指定するための、テキスト形式の設定ファイルです。WiFiのSSID(ネットワーク名)やパスワード、パソコンのIPアドレスなどを、あらかじめこのファイルに書き込んでおきます。メモ帳のようなソフトで開いて編集できますが、保存形式(UTF-8)を間違えると正しく読み込まれないので注意が必要です。
参考記事:Showtime VRプレイヤーアプリの設定ファイル(config.txt)の使い方
APKファイル(APK file) #
ひとことで言うと:Android系のVRヘッドセット用アプリを、インストールするためのファイル形式です。
APKファイルは、Android系のVRヘッドセット用のアプリを、インストールするためのファイル形式です。パソコンのソフトでいう「インストーラー」にあたるもので、このファイルをVRヘッドセットに転送してインストールします。
MDM(モバイルデバイス管理/Mobile Device Management) #
ひとことで言うと:多数のVRヘッドセットの設定を、ブラウザなどからまとめて遠隔管理できる仕組みです。
MDM(モバイルデバイス管理)は、多数のVRヘッドセットの設定を、ブラウザなどからまとめて遠隔で確認・変更できる仕組みです。1台ずつ手作業で設定するのではなく、離れた場所から一括で管理できるようにするための機能です。Meta社のHMS ( Horizon Managed Services ) などが有名です。
動画・画像の仕組み #
Showtime VRで扱う映像・音声・字幕の仕組みに関わる、6つの用語です。
360度動画(360-degree video) #
ひとことで言うと:見ている人の周り360度すべてが映っている動画です。
360度動画は、見ている人の周り360度すべてが映っている動画です。VRヘッドセットをかぶって顔を動かすと、その方向に映っている景色を見ることができます。
180度動画(180-degree video) #
ひとことで言うと:前方180度分だけを撮影した動画です。
180度動画は、前方180度分だけを撮影した動画です。360度動画に比べてデータ量が少なく済み、後ろを振り返る必要がないコンテンツ(舞台やスポーツの観戦視点など)でよく使われます。
スカイボックス(skybox) #
ひとことで言うと:VRヘッドセットの待機画面や背景として表示される、360度の画像・映像です。
スカイボックスは、VRヘッドセットの待機画面や、コンテンツの背景として表示される360度の画像・映像のことです。ゲームで例えると、キャラクターを取り囲む「背景の球体」のようなイメージです。Showtime VRでは、この部分に自社のロゴや背景画面を反映した独自の画像を設定できます(ブランディング機能)。
参考記事:VRヘッドセット等の再生デバイスに好きな番号や名前をつける、ローカルバージョンにおいて待機画面に自社ロゴやオリジナル背景画面を設定する
モノスコピック/ステレオスコピック(monoscopic / stereoscopic) #
ひとことで言うと:映像の立体感の作り方の違いを表す言葉です。
モノスコピックは、左右の目に同じ映像を映す平面的な見え方です。ステレオスコピックは、左右の目にわずかに違う映像を映すことで立体的に見せる方式です。人間の目が奥行きを感じる仕組みを利用しています。
空間オーディオ(spatial audio/AmbiX・TBE) #
ひとことで言うと:音が鳴っている方向を、顔の向きに合わせて自然に聞こえるように再現する音声技術です。
空間オーディオは、音が鳴っている方向を、顔の向きに合わせて自然に聞こえるように再現する音声技術です。AmbiXとTBE(Facebook 360で使われる形式)は、その代表的な音声フォーマットの名前です。普通の音声ファイルと違い、専用の形式で用意する必要があります。
SRT字幕(SRT subtitle) #
ひとことで言うと:動画に表示する字幕のファイル形式のひとつです。
SRT字幕は、動画に表示する字幕のファイル形式のひとつです。拡張子が「.srt」のシンプルなテキストファイルで、表示するタイミングとセリフの内容が書かれています。動画ファイルと同じ名前で用意することで、Showtime VRが自動的に読み込んでくれます。
ヘッドセットのスペック用語 #
VRヘッドセットの性能を比較するときに出てくる、6つの用語です。
6DOF/3DOF(Degrees of Freedom) #
ひとことで言うと:VRヘッドセットが身体の動きをどこまで感知できるかを表す用語です。
3DOFは、顔の向き(上下左右の回転)だけを感知します。6DOFは、それに加えて前後左右への移動や、しゃがむ・のぞき込むといった体の動きまで感知できます。数字が大きいほど、より自由に動き回れる体験になります。
FOV(視野角/Field of View) #
ひとことで言うと:VRヘッドセットをかぶったときに、実際にどのくらいの範囲が見えるかを示す角度です。
FOV(視野角)は、VRヘッドセットをかぶったときに、実際にどのくらいの範囲が見えるかを示す角度です。人間の目の視野角は一般に200度前後とされていますが、VRヘッドセットのFOVはそれより狭いことが多く、この数値が大きいほど、より広く・没入感のある見え方になります。
リフレッシュレート(refresh rate) #
ひとことで言うと:VRヘッドセットの画面が1秒間に何回映像を書き換えているかを示す数値です。
リフレッシュレートは、VRヘッドセットの画面が、1秒間に何回映像を書き換えているかを示す数値です。単位はHz(ヘルツ)で表されます。この数値が高いほど、映像の動きが滑らかに見え、VR酔いも起こりにくいとされています。
パンケーキレンズ/フレネルレンズ(pancake lens / Fresnel lens) #
ひとことで言うと:VRヘッドセットのディスプレイと目の間に入っているレンズの種類です。
フレネルレンズは、古くからある薄い溝状のレンズです。パンケーキレンズは、より新しい技術で、レンズを薄く・軽く作れる一方、映像の鮮明さに優れる傾向があります。VRヘッドセットのスペック表に書かれている、映像の見え方に関わる重要な要素です。
近接センサー(proximity sensor) #
ひとことで言うと:VRヘッドセットを顔に装着しているかどうかを感知するセンサーです。
近接センサーは、VRヘッドセットを顔に装着しているかどうかを感知するセンサーです。装着すると自動的に映像が表示され、外すと自動的に一時停止する、といった動作は、この近接センサーによって制御されています。機種によっては搭載されていない場合もあります。
デプスセンサー(depth sensor) #
ひとことで言うと:VRヘッドセットの周囲にある物や壁までの距離(奥行き)を測るためのセンサーです。
デプスセンサーは、VRヘッドセットの周囲にある物や壁までの距離(奥行き)を測るためのセンサーです。デプスセンサーがあると、現実の物にVRの映像を自然に重ねて表示する(映像の一部が現実の物の後ろに隠れて見えるようにする)といった表現が可能になります。機種によっては、専用のセンサーではなく、カメラの映像から距離をソフトウェア的に推定する方式を採用しているものもあります。
ネットワーク関連 #
VRヘッドセットを複数台つなぐ際に必要な、6つのネットワーク用語です。
SSID(エスエスアイディー) #
ひとことで言うと:WiFiネットワークにつけられている名前のことです。
SSIDは、WiFiネットワークにつけられている名前のことです。スマートフォンやパソコンでWiFiに接続するとき、一覧に表示される名前がSSIDです。Showtime VRの設定ファイル(config.txt)には、このSSIDを正しく記入しておく必要があります。
固定IPアドレス(static IP address) #
ひとことで言うと:ネットワーク機器に割り振られる番号を、毎回変わらないように固定したものです。
固定IPアドレスは、ネットワークにつながる機器それぞれに割り振られる住所のような番号(IPアドレス)を、毎回変わらないように固定したものです。コントローラー用のパソコンに固定IPアドレスを割り当てておくと、VRヘッドセット側が毎回同じ場所にあるコントローラーへ確実に接続できるようになります。
ポート(ネットワークポート/network port) #
ひとことで言うと:ネットワーク通信を行う際に使う、通信の窓口にあたる番号です。
ポートは、ネットワーク通信を行う際に使う、いわば「通信の窓口番号」です。Showtime VRでは、特定の番号の範囲(36000〜37000番台など)を使って通信するため、この番号がファイアウォールなどでブロックされていないか確認する必要があります。
ファイアウォール(firewall) #
ひとことで言うと:外部からの不正な通信を防ぐための、ネットワークの防犯フィルターです。
ファイアウォールは、外部からの不正な通信を防ぐための、ネットワークの防犯フィルターにあたる仕組みです。安全のために便利な機能ですが、設定によってはShowtime VRが使う通信まで一緒にブロックしてしまうことがあるため、必要なポートは通す設定にしておく必要があります。
ルーター/アクセスポイント(router / access point) #
ひとことで言うと:機器同士をネットワークにつなぐための中心的な機器です。
ルーターは、複数の機器をインターネットやネットワークにつなぐための中心的な機器です。アクセスポイントは、WiFi電波を発信して、パソコンやVRヘッドセットなどの機器を無線でネットワークに参加させるための機器です。大規模なイベントでは、電波が会場全体にしっかり届くよう、複数のアクセスポイントを設置することもあります。
投稿者プロフィール #

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Showtime VRとは、複数台のVRヘッドセットの一斉・同時動画再生や、状態監視が行えるシステムです。管理者が360度動画を一括制御し自由に再生できることで、参加者はまるでその場にいるかのような体験をすることで、より有意義な研修や学習をすることが可能です。Showtime VRとは?
サイト運営:合同会社幸楽社
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