【無料・簡単】VR（360度）動画体験コーナーの作り方

VRヘッドセットをテーブルの上などに置いておいて、ユーザーが簡単に手に取ってVR（360度）動画を視聴するような、体験コーナーを作る方法を紹介します。

必要な物は、VRヘッドセット、VR（360度）動画、そしてVR（360度）動画再生アプリの3つです。

必要な機材

VRヘッドセット

VR（360度）動画体験コーナーに用いるVRヘッドセットとしてお勧めなのは、Pico社のPico G3です。

Pico G3には付属コントローラーが一つでアリ、操作が非常に簡単です。また、ガーディアン（境界線）設定が無く、準備もとても楽です。最大のメリットは、「キオスクモード」と呼ばれる、VRヘッドセットで動作するアプリを1つに絞る機能も、簡単に設定できることです。これにより、ユーザーの誤操作の可能を減らすことができます。

Pico G3には、他にも便利な機能がたくさん有ります。詳しくは以下をご覧ください。

VR（360度）動画

イベントの種類をよく考えて、そのイベントで使用可能なVR（360度）動画を利用しましょう。分からない場合には個別に尋ねてみると、一定の条件で許可してくれることもあります。

又は、自分で撮影したり所有するVR（360度）動画を使用するのも良いでしょう。

VR（360度）動画再生アプリ

VRヘッドセットは、使用が初めての方にとってはとてもハードルが高い機器です。ですので、操作が簡単で直感的に扱える動画再生アプリが良いです。又、インターネットへの接続が不要な物の方が、安定して使用することができます。

Showtime VRのプレイヤー（再生用）アプリであれば、これらの条件を満たした上に無料で利用できます。

VR（360度）動画体験コーナーの実施方法

イベント会場にVRヘッドセットを数台置いて、お客様操作していただき、自由に見ていただくイベントを想定します。

使用する機材は、VRヘッドセットについてはPico G3、VR（360度）動画再生アプリにはShowtime VRのプレイヤー（再生用）アプリを使用することとします。

機材の準備

まず機材の準備ですが、VRヘッドセットに、お客様に見ていただくVR（360度）動画データをコピーして置きます。Showtime VRのプレイヤー（再生用）アプリであれば、パソコンとVRヘッドセットをUSBケーブルで直接接続してコピーすると簡単です。

Showtime VRアプリ内で、VR（360度）動画データをコピーする場所につきましては以下の記事をご覧ください。

VR（360度）動画データの準備ができましたら、Pico G3を「キオスクモード」に設定して、ユーザーがShowtime VRのプレイヤー（再生用）アプリ以外の操作ができないようにします。又、VRヘッドセットを再起動しても、Showtime VRのプレイヤー（再生用）アプリがすぐに起動するようにします。

実施

お客様のために、簡単なVRヘッドセットの操作マニュアルを用意しておきましょう。Pico G3は、操作がとても簡単なVRヘッドセットですので、操作マニュアル作成も簡単です。イベントの内容に合わせたマニュアルを用意しましょう。

Pico G3の連続使用時間はおよそ2時間くらいです。2時間したら急速充電をしてまた使用するか、予備機を用意しておいて、バッテリー切れのVRヘッドセットは順次交換してゆくような運用が良いでしょう。

VRヘッドセットは、接顔部が皮脂やお化粧などで汚れやすいです。お客様が利用した後にはウェットティッシュで接顔部をクリーニングして、気持ちよく使っていただけるように心がけましょう。

又は、ニンジャマスクと呼ばれるVRヘッドセット用の使い捨てマスクを用意しておくのも良いでしょう。