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VR動画をプロジェクターや外部モニターに映す方法|Meta Quest・Pico G3のミラーリング手順

VR酔いしやすい方に見せたい場合や、イベントやプレゼンテーションで多くの方に見せたい場合など、再生中のVR動画(360度動画)を、2Dのモニターやプロジェクターに表示したい場面はよくあります。本記事では、無料または低価格で、簡単かつ信頼性の高い方法を、機種別に紹介します。

VRヘッドセットのOS(基本ソフト)は、開発元の仕様変更によって、これらの方法が急に使えなくなることがあります。重要なプレゼンテーションが決まっているときは、十分な時間を取って準備を進めてください。正常に動作することを確認したあとは、そのVRヘッドセットのOSアップデートを行わないよう設定しておくこともおすすめです。

VR動画を外部モニターにミラーリングしている様子

インターネットへの接続が必要な方法 #

Meta Questのデフォルトのミラーリング機能を利用する #

Meta Quest には、VRヘッドセット内で表示されているVR動画を、スマホやタブレットのMeta Quest アプリにWifi経由でミラーリングで表示できる機能が標準で搭載されています。VRヘッドセットおよびスマホやタブレットのMeta Quest アプリが、全てインターネットに接続していることが必要です。Meta Questを使用して画面にミラーリングする(Meta社ホームページ)

Meta Questのデフォルトのミラーリング機能

インターネットへの接続が不要な方法 #

Meta Questシリーズ(Quest 3、Quest 3s)でのミラーリング #

USBケーブルで、Quest 3を外部モニターやプロジェクターに直結する( Meta Quest 3のみ) #

最も簡単な方法です。Meta Quest 3は、システムアップデート(v74以降)により、USB-Cポートからの「DisplayPort Alternate Mode(DP Alt Mode)」出力に標準対応しました。Quest 3sではこの方法は使えません(2026年10月現在)。

Quest 3を、USB Type-C to HDMI変換ケーブル(またはUSB Type-C to DisplayPortケーブル)で、外部大型モニターやプロジェクターのHDMI端子に直結してミラーリングします。アプリや事前設定は一切不要で、最も遅延の少ない方法です。音声は、Quest本体のスピーカーから再生されます。

Quest 3を、USB Type-C to HDMI変換ケーブル(またはUSB Type-C to DisplayPortケーブル)で、外部大型モニターやプロジェクターのHDMI端子に直結してミラーリング

ケーブル選びには注意が必要です。Quest 3は「DisplayPort」の信号を出力しますが、モニターは「HDMI」の信号を受け取るため、途中で変換してくれるケーブルを使う必要があります。「4K/60Hz対応」と記載されているケーブルであれば、多くの場合問題なく使えます。

対応するケーブルの詳細は、Meta公式の外部ディスプレイへのミラーリングに関するヘルプページをご覧ください。ケーブルの例として、Acer USB Type-C HDMI ケーブル 4Kなどがあります。

USBケーブル + キャプチャカードで、Quest 3をWindowsやMacパソコンにミラーリング表示する( Meta Quest 3のみ) #

打ち合わせや営業先で、Quest3の使い方やアプリのデモをする時に使える、信頼性が高くて便利な方法です。有線でオフライン(インターネット無し)に高画質ミラーリングをノートパソコン上で行うことができます。そのまま外部モニターやプロジェクターにもつなげます。 iPadやAndroidなどのタブレットPCでも可能です。

USBケーブル + キャプチャカードで、Quest 3をWindowsやMacパソコンにミラーリング

必要な機材例は以下のとおりです。

Windows #

Windows標準「カメラ」アプリを使用します。キャプチャカードはWindowsからWebカメラとして認識されるため、インストール不要でそのまま使えます。スタートメニューから「カメラ」を開きます。内蔵カメラが映った場合は、画面上の「カメラの切り替え」ボタンでキャプチャカードに切り替えてください。

Windows標準の「カメラ」アプリとキャプチャカードで、Quest 3からの画像を、オフライン・有線ミラーリング
Windows標準の「カメラ」アプリとキャプチャカードで、Quest 3からの画像を、オフライン・有線ミラーリング
Mac #

Macで QuickTime Player を開き、「ファイル」→「新規ムービー収録」→ 録画ボタン横の「∨」でキャプチャカード名を選択します。

Mac標準の「Quick Time」アプリとキャプチャカードで、Quest 3からの画像を、オフライン・有線ミラーリング
Mac標準の「Quick Time」アプリとキャプチャカードで、Quest 3からの画像を、オフライン・有線ミラーリング

動画表示アプリとしては、他にもVLC(無料、全画面表示しやすい)や、OBS Studio(無料、録画や配信)なども利用できます。

Androidミラーリングアプリ「scrcpy」を使う #

Quest 3・3sは、PC上でAndroidミラーリングアプリ「scrcpy(スクリピー)」を介してミラーリングすることもできます。

scrcpyを使ったミラーリングの構成図

scrcpyとは、Meta QuestなどのAndroid端末の画面を、PC(Windows、Mac、Linux)に高速・低遅延でミラーリングできる、無料のオープンソースアプリです。scrcpyを利用すると、Quest 3・3sのヘッドセット内の画面を、PCを介して有線で外部モニターやプロジェクターにミラーリングできます。

scrcpyは非常にオプションが多いです。AIなどを使って、Meta Quest 3用の片眼だけを表示するコマンドを作ることもできます。

Meta Quest 3用の片眼だけを表示するコ

Pico G3でのミラーリング #

Pico G3のミラーリングは非常に簡単です。Wi-Fiがインターネットに接続していても、していなくても、ブラウザ経由で簡単にミラーリングできます。

ミラーリングするPico G3と、映像を表示するパソコン(Windows・Mac)またはタブレットを、同じ5GHzのWi-Fiに接続します。このWi-Fiは、インターネットに接続していても、していなくても構いません。

ミラーリングの手順は、次のとおりです。

  1. Pico G3のホーム画面で、「クイック設定パネル」をクリックします。
  2. 「スクリーンキャスト」をクリックします。
    Pico G3のクイック設定パネルから「スクリーンキャスト」を選ぶ画面
     
  3. 「スクリーンキャスト」画面が開きます。「ブラウザへキャスト」をクリックします。
    スクリーンキャスト」画面の「ブラウザへキャスト
     
  4. 「ブラウザへキャスト」画面が開きます。
    • Wi-Fiがインターネットに接続している場合は、画面に表示された「スクリーンキャストウェブアドレス」を、パソコンまたはタブレットのブラウザのアドレス欄に入力します。
    • Wi-Fiがインターネットに接続していないオフライン状態の場合は、「192」から始まるアドレスを、ブラウザのアドレス欄に入力します。
      ブラウザへキャスト」画面に表示されるアドレス
       
  5. パソコンまたはタブレットのブラウザで、ミラーリング接続の許可を尋ねられます。「スクリーンキャストを開始」をクリックします。
    ブラウザでのミラーリング接続の許可画面
     
  6. Pico G3の画面で、ミラーリング接続の許可を尋ねられます。「許可する」をクリックします。
    Pico G3側のミラーリング接続の許可画面
     
  7. スクリーンキャストが開始され、Pico G3で視界に入っている映像が、パソコンまたはタブレットにも表示されます。

Showtime VRのWindows PC用プレイヤーアプリを使う #

Showtime VRには、Windows PCやAndroidタブレットPC用に、VRヘッドセットに入っているものと同じVR動画(360度動画)を再生できる、無料のプレイヤーアプリがあります。

Showtime VR本社ダウンロードページ

このアプリをダウンロードし、VR動画をVRヘッドセットのShowtime VRプレーヤーアプリと同じ手順で入れておけば(VRヘッドセットにVRコンテンツをコピーする方法 )、VRヘッドセットで再生されているものと同じ動画を、Windowsパソコン上でも表示できます。マウスの右クリックを押しながら画面を移動すると、視点も自由に変えられます。

この方法は、ヘッドセットの映像を直接ミラーリングするのではなく、同じ動画ファイルをパソコン上で個別に再生する方式です。そのため、VRヘッドセットの機種を問わず使えます。

VR動画を、2Dモニターに表示する方法各種

操作感は、使用するWindowsパソコンの処理能力 / VR動画のデータ量及びビットレート、実行環境のWifi速度などに依存します。パソコンの処理能力が低い場合には、動画がフリーズしたり、コマ落ちしたりすることもあります。

このような症状が出て、パソコンでのVR動画の再生が不安定な場合には、VR動画自体の動画サイズ(解像度)を落とす(例:8k => 2k)と、問題なく再生されることが多いです。高スペックのWindowsパソコンで再生に問題がでる場合には、h265コーデックがインストールされていないことがあります。

また、このShowtime VR Windows パソコン / Androidタブレット用プレーヤー(再生)アプリでは、以下のような360度動画の非投影表示再生も可能です。

Showtime VRプレーヤーアプリによる360度動画の非投影表示再生

よくある質問(FAQ) #

VR動画を、プロジェクターや外部モニターに映す方法はありますか? #

あります。Meta Quest 3・3sであればUSB-Cケーブルでの直結やscrcpyの利用、Pico G3であればブラウザ経由のスクリーンキャストで、VR動画を外部モニターやプロジェクターに映せます。VRヘッドセットの機種を問わず使える方法としては、Showtime VRのWindows PC用プレイヤーアプリもあります。

最も簡単で遅延の少ない方法はどれですか? #

Showtime VRのWindows用 / AndtoidタブレットPC用プレーヤーアプリを使う方法をお勧めします。Meta Quest 3・3sであれば、USB Type-C to HDMI変換ケーブル(またはUSB Type-C to DisplayPortケーブル)で外部モニターやプロジェクターに直結する方法です。アプリや事前設定が不要で、最も遅延が少ない方法です。

ミラーリングが急に使えなくなることはありますか? #

あります。VRヘッドセットのOSの仕様変更により、これまで使えていた方法が急に使えなくなることがあります。重要なプレゼンテーションの前には、十分な時間を取って動作確認を行い、正常動作を確認したあとはOSアップデートを控えることをおすすめします。

投稿者プロフィール #

Showtime VR Japan
Showtime VR Japan
Showtime VRとは、複数台のVRヘッドセットの一斉・同時動画再生や、状態監視が行えるシステムです。管理者が360度動画を一括制御し自由に再生できることで、参加者はまるでその場にいるかのような体験をすることで、より有意義な研修や学習をすることが可能です。Showtime VRとは?

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