
VRイベントなどで、Meta Quest 3, 3s, 2などのVRヘッドセットを長時間の連続使用を行いますと、デバイス内部の温度が上昇します。
Showtime VRでは、パソコンやタブレットで使用するコントローラー(制御)アプリの各デバイス表示で、デバイス内部のおよその温度(センサーによるもの)がわかるようになっています。VRイベントで長期にわたってVRヘッドセットを使用する際には、ぜひ注意してください。
Quest 3では、内部の温度センサーが約50℃を超えると、システム保護のためにグラフィック設定を下げたり、警告表示、ときにシャットダウンを起こします。
一般的なQuest 3の内部センサーにおける高負荷時の一般的な温度の値は、40~45℃とされています。長期運用の事も考えると、故障の可能性を減らすために、45度を超えたものは、順次交換が良いかも知れません。もし現場での機材ローテーション上厳しかったとしても、47-49度になったら交換・冷却をしましょう。
VRイベントでの、VRヘッドセットの温度管理に関するアドバイス
プレイ中断と冷却
もVRヘッドセットの内部温度表示が50℃近くになった際は、10~20分ほど電源オフで放置し、本体を常温に戻すようにしましょう。
室温管理
冷房や扇風機で室温を20~25℃程度に保ち、直射日光や暖房器具から離して使用しましょう。または、扇風機を使用してデバイスの周りに空気の流れを作ると良いでしょう。
ソフトウェアとファームウェアの確認
最新のシステムアップデートを適用し、過去に高温化を招いたバグが修正されているかを確認すしましょう。
定期的な清掃
VRヘッドセットの通気孔やファン付近のホコリをエアダスター等で除去し、冷却効率を維持しましょう。
常時給電しながらの使用はしない
Meta Questでは、USBケーブルを本体につい内で常時給電しながらの使用が可能です。しかしこの使い方は、デバイスの極端な温度上昇を引き起こしがちであることが、多く報告されています。ですので、できるだけ常時給電しながらの使用は避けた方が良いでしょう。
VRヘッドセットの日々の温度記録をとる
VRイベントで使用しているVRヘッドセットの日々の温度記録を取ると、異常を起こしがちなデバイスを特定し、有効な対策に繋げやすくなります。例えば、45度を超えたデバイスがあればそれを記録してゆくなどします。

このような記録のために、VRイベントで使用するVRヘッドセット及び付属機器、箱には、必ずデバイス番号をテプラなどで作成して貼っておきましょう

保証サポートの活用
警告が頻出する・再発する場合は、VRヘッドセットのメーカーサポートへ問い合わせ、必要なら修理または交換を依頼しましょう。
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