Showtime VRでは、外部のストリーミングサーバーやローカルネットワーク内のメディアサーバーに置かれているメディアコンテンツをストリーム再生することもできます。ローカルバージョンのUltraプラン、オンラインバージョンで可能です。
この解説記事では、ローカルバージョンのUltraプランのストリーミングタブの利用法を紹介します。
この機能の使い方としては、規模によっては専用のストリーミングサーバをわざわざ使う必要もありません。普通のレンタルWebサーバーにVR動画コンテンツを乗せて、そのアドレスをこのストリーミングタブに設定すればコンテンツの再生ができます。
メリットとしては、VRヘッドセットなどの再生デバイスにVR動画データを事前にコピーしなくても運用できることです。重たいVRコンテンツを、いちいち各再生デバイス(Meta QUestなど)にコピーせずに、再生コントロールでききるようになりますので、VRコンテンツの整理や運用が簡単になるかもしれません。
また、ローカルネットワーク内のパソコンにXAMPPやMAMPみたいなサーバー環境をつくるアプリを入れてそれをメディアサーバとし、Showtime VRのコントローラーからそのメディアサーバーにアクセスできるようにアドレスを設定すれば、各プレイヤーアプリにそのメディアサーバー上に載っている各種コンテンツをストリーミング配信することができます。
ただし、このShowtime VRのストリーミング再生機能では、早送りや巻き戻しはできません。一時停止か再生のやり直ししかできません。
また、ローカルネットワーク回線の速度、Wifiルーターの性能、メディアサーバーとしてのパソコンの性能などにもかなり依存します。
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使い方
Showtime VRコントローラーアプリ画面の上にある、「ストリーミング」というタブをクリックし、移動後、右の下にある「+」ボタンをクリックし、新規ストリーミングメディア設定画面を呼び出します。
ストリーミング設定の名称、再生するメディアのアドレス、メディア種類(通常の360度動画であれば3602D)を選択し、「追加」ボタンで設定を追加します。
するとこのように、ストリーミングタブに、新規ストリーミングメディア設定が追加されます。下の例では、「XX工場見学」がそれです。
「帽子個某探訪」をクリックすると、以下のようなShowtime VRのコンテンツ再生コントロール設定画面に移動するので、他と同じような形でVRコンテンツのストリーム再生をすることができます。このストリームメディア設定を削除するには、右上にある「削除」というボタンをクリックします。